平成26年度 飛島村海外派遣事業(中学生) 研修日誌
第五日目:8月24日(日)
~ リオビスタからサンフランシスコへ ~
<団長から5日目のコメント>
午前3時20分頃、M6(震度3くらい)の地震が発生。震源地はリオビスタの北西にあるナパという報道があった。ホテル全体が揺れ、部屋にあるテレビも音を立てて振動していた。リオビスタは被害はなかったそうだ。まずは一安心!
9:00頃ホームステイが終わり、生徒たちはリバービュースクールに集合し始めた。ホストファミリーとの別れに、しばし名残惜しい様子であった。悲しい別れに涙も出て、淋しさもひとしおであったことだろう。またひとつ成長の階段をのぼったようだ。
ホストファミリーとの別れの後、バスの車窓より研修視察に入る。トリロジー・風力発電施設を見学。多くの国でも懸案事項となっている高齢者問題・環境エネルギー問題について、さらに深く考えるきっかけをつくっていただいた気がする。
午前から午後にかけて、2つのスーパーマーケットへ行って買い物体験をした。特にリオビスタの「リラズスーパーマーケット」では、仕入・保管・商品加工など営業の舞台裏を少し見学できたことはキャリア教育にもつながるのではないかと思った。
午後は最後の研修地、サンフランシスコへ向かう。何車線もある広いフリーウェイを高速で走る。サンフランシスコのシンボルである金門橋(ゴールデンゲートブリッジ)の雄姿が見えてくると、「アメリカ」をはっきりと意識する。本当に存在感のある建築物である。1933年から工事が始まり、1937年に完成したということには驚かされた。また、ケーブルカーに乗車できたことは楽しい、貴重な体験となり、海外研修の思い出の一つとなるであろう。
<ホームステイから団員集合>
【リオビスタ】 天気:晴れ 気温20度℃
現地時間の深夜3時20分頃、地震がございましたが、本隊への影響は皆無でしたのでご安心ください。
2泊3日のホームステイを過ごした団員が、ホストファミリーの皆さんに送られて、リバービュースクールに集合しました。みな笑顔で集合し、ホームステイ中の体験を話してくれました。別れ際には抱き合って涙を流す団員の姿も見え、充実したホームステイだったことが覗えました。
<トリロジー(高齢者居住区)・風力発電所見学>
トリロジーは、リオビスタ市内の広大な敷地に2,500棟もの多くの住宅やゴルフ場などのレクリエーション施設を併設する、55歳以上の高齢者に快適な環境を提供するコミュニティーです。
ここの住民でもある交流協会のロン会長とゲーリーさんの案内で敷地内を車窓から見学し、団員の質問にも住民として生の声を聞かせてくれました。
風力発電の風車などの施設も同じく車窓から見学し、日本ではなかなか見ることができない大型の風車を、目を丸くして見上げていました。団員の熱心な質問に、ロンさん、ゲーリーさんにはとても丁寧にお答えいただきました。
<スーパーマーケット見学・買い物体験>
リオビスタ市内にある「リラズスーパーマーケット」のオーナーのジム・リラさんのご厚意で、スーパーマーケットのバックヤードを見学させていただきました。バックヤードでは大型の冷蔵庫や大きな食材を捌く店員の姿も見ることができました。また、お菓子などいろいろな商品が店内に並んでおり、団員も短い時間でしたが買い物を体験しました。
サンフランシスコに向かう途中のコンコード市内にある「セーフウェイ」でも、買い物体験を行いました。広い店内には生鮮食品やお菓子、雑貨や書籍など幅広い商品が並んでおり団員全員が買物に夢中になっていました。
日本のスーパーマーケットとどのような違いを発見することができたでしょうか。
<ゴールデンゲートブリッジ見学とケーブルカー乗車体験>
【サンフランシスコ】 天気:晴れ 気温26度℃
シアトル、サクラメント、リオビスタとアメリカ西部を南下し、最終目的地であるサンフランシスコへやって来ました。
サンフランシスコは天気が心配されましたが、今年は見事なほどの快晴。ゴールデンゲートブリッジもとてもきれいに見え、素晴らしい景色が一望できました。その後、アメリカ映画やドラマでもよく登場するケーブルカーに乗車。乗り降り口付近の団員はしっかり手すりにつかまってサンフランシスコの風を感じ、名物の坂道を楽しみました。
<バイキングの夕食>
寿司や刺身、中華料理や洋食が並んだバイキング形式の夕食です。研修中、アメリカンな味付けの食べ物ばかり口にしてきた反動か、懐かしい日本の味に大喜び。口いっぱいに頬張る姿は疲れを感じさせませんでした。
いよいよ明日は、アメリカを離れ飛島へ帰ります。スーツケースから溢れんばかりのお土産とともに、アメリカで経験したいろいろな体験や思い出をいっぱい抱えて帰ってくれることと思います。
<副団長から5日目のコメント>
今日は研修の大きな目的であり、楽しみにしていた2泊3日のホームステイを終えて朝9時にリバービュースクールに集合することになりました。「寂しかった。早くみんなに会いたかった」という女子の声や、「だんだん慣れて楽しくなってきた」という男子の声などが聞こえてきて、それぞれがいろいろな“思い”を感じた貴重な経験となりました。分かれる際にハグしながら涙を流す生徒やホストファミリーもあり感動的な一瞬で、言葉はうまく通じなくても心が通う素晴らしい交流だったと感じました。
地元の1,000機以上もある風力発電を車窓見学し、エネルギーの大切さを学びました。そして地元スーパーの「リラズスーパーマーケット」へ行き、バックヤードを見学させてもらう貴重な経験をし、買い物をしました。その後、郊外にある「セーフウェイ」という大型スーパーへ行きました。最後のお土産を買う機会のため目を輝かせて買い物をして、両手に荷物いっぱいながらも満面の笑みでした。早く家族に渡したいなという気持ちが伝わってきました。
ゴールデンゲートブリッジから眺めるサンフランシスコの町並みは、美しくて感動していました。この橋はその昔、金の採掘で大儲けするために渡る橋ということで命名されたことを知りました。また2.8Kmの吊り橋ということにびっくりしていました。
市内の夕食は和洋中のバイキングで、にぎりやカリフォルニアロールなどの寿司があり、みんな久しぶりのお米の味を堪能していました。3日ぶりに全員での会食でもあり、安心感と嬉しさでハイテンションの生徒もたくさんいました。また、およそ300席が満席であり、日本食の人気も感じました。
最後に、この日の午前3時21分にナパでM6の地震があり、揺れを感じたため少し心配していました。しかしながら、我々の行程には支障がなく、充実した1日を過ごすことができました。
<団員から5日目のコメント>
【6班団員】
サンフランシスコで「ゴールデンゲートブリッジ」に行きました。
橋の上に行くのがとても怖かったけど、とても景色がよかったです。
その後ケーブルカーに乗りました。サンフランシスコは坂が多い町だからはらはらドキドキしました。
いい思い出ができました、明日が楽しみ!!
【7班団員】
今日は、ホストファミリーの方たちとお別れをしました。
私は、泣いちゃいけないと思いホストファミリーの方たちの前では泣かないでいました。
でも、バスに乗ったら泣けてきました。
すごくつらかったけど楽しい2日間になりました。
昼ご飯は、りんご半分しか食べれなくて残念でした。
バイキングがすごくおいしかった。






ホストファミリーとの別れ



トリロジー(高齢者住居区)
風力発電(大型風車)
ロンさんのガイド




リラズスーパーマーケット店長に質問
肉屋の裏側を見学
リラズスーパーマーケットで買物
セーフウェイでセルフレジを体験

ゴールデンゲートブリッジをバックに



ケーブルカー内の様子
ケーブルカーに乗車
橋の上からサンフランシスコを一望


お寿司はおいしかった?
和洋中バイキングレストラン「KOME」